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09.21
Sat
2011年の真夏に父が急逝して、ついに私と姉が二人きりの生き残りとなった。
蝉時雨のただ中、骨になった父を姉が抱えて父の部屋から出た廊下の壁に、
大きなミンミンゼミが一匹留って大声で鳴いていた。
外の蝉の大合唱を押しのけ、ソロ高らかに。

2006年、桜満開の日に亡くなった母は、法要の席の鮎の塩焼きに群がる蟻になって現れた。

昨夜、ベランダから飛び込んできた小さな生き残りの蝉は、やはり父だったのだろうか。
何か、心配したのかな。

両親ともに晩年は床に臥せった年月が長く、折り合いの付け方がうまくなかった私は
死ぬまでの数年ほとんど顔もださず介護らしいこともせずに逃げて過ごしてきた。
代りに姉が足繁く通い手まめに世話を焼き、彼女の人生の大切な10年近くを両親のことに費やさせてしまった。

なぜ私は、できなかったのだろう?

死ぬ直前まで、私に会いたいと言い続けていた父の言葉を姉から再三聞いていたにもかかわらず
ついに会う事なく、父は逝ってしまった。

なぜ私は、行かなかったのだろう?

昨年春、様々な事をリセットしたくて単身引越を決め、
物件を見始め2軒目に出会った今の家。
古いが小綺麗で閑静、なにより窓の外の大きな緑に吸い込まれて決めてしまった。
土地勘がないまま、引越準備を進めてふと地図をみていたら、
両親のお墓から徒歩5分であることがわかった。

正月さえろくに顔を見せず、無下にしてきたのに、
今は暇さえあればお墓で、なんとなくおしゃべりをしている。

今更・・・・のような
懺悔のお話。

今はお彼岸。
白い彼岸花が咲いていた。
白彼岸小


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09.20
Fri
撮影・神山貞次郎
場所・朝比奈切通、由比ケ浜

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09.20
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